発熱の症状があるが病院へ行くのが困難な時や、発熱外来の予約を取ることができない時、非常に心細い気持ちになりやすいものです。

そのような時は、オンライン診療を検討してみてはいかがでしょうか。

オンライン診療は通院のために外出しなくてもよいため、二次感染を防ぐことができます。

さらに、医療ひっ迫を解消することも期待できます。

最近では、オンライン診療を提供している自治体もあります。

東京都世田谷区では、医療現場の負担を削減することを目的として、オンライン診療のサービスを行っています。

COVID-19の疑いがあるが、発熱外来を受診できないという人に向けて、医師によるオンライン診療を提供しています。

オンライン診療を希望する人は、オンライン上のフォームから好きな日時を予約し、問診に回答します。

その後、医師による診察を受けます。薬は薬局から自宅に送られます。

アプリのダウンロードは不要で、パソコンまたはスマートフォン、クレジットカード、顔写真付きの本人確認証（運転免許証、パスポートなど）、診察に必要な情報（保険証など）があれば、診療を受けることができます。

比較的症状が軽い人はオンラインで診療を受け、高齢者など重症化のリスクがある人は対面で診療を受けることで、医師による緊急の処置が必要な人を取りこぼさないようにすることができます。

対面による診療だけでは、病院に患者が溢れかえってしまい、地域医療のひっ迫やクラスター発生が懸念されますが、少数であってもオンライン診療を受ける患者がいれば、医療機関の負担を少しでも軽減することが可能です。